元AKB総監督高橋みなみさんから学んだ部下とのコミュニケーション法【厳選3個】
1.アドバイスは選択肢を増やすこと
部下や後輩に何かをアドバイスをするとき、
「こうすべきだ」「こうしなくてはならない」と言ってしまいがちです。
ただ、一つ気をつけるべきなのは、
それはあくまで自分の経験に基づいたアドバイスであることです。
つまり、部下にも当てはまるかは分からないのです。
もしかすると、実は部下には向いてない方法かもしれませんし、アドバイスを送るべきタイミングが今ではない可能性もあります。
要するに、アドバイスが可能性を広げることもあれば、狭めることもあるのです。
大事なことは、選択肢を増やしてあげるという意識を持つこと。
「自分はこうだったんだ」と実例を出して、それを実践するかしないかは相手に選択させます。
そうすれば、部下は自分で考えて取捨選択しますし、選択肢の一つとして持ち続けることができるので、可能性が広がる方に働く機会が増えるのではないでしょうか?
2.愚痴は問題解決のヒント
大学院で研究室にいたころ、教授と後輩が大揉めしたことがありました。
自分が仲裁に入って、お互いの愚痴を聞きまくっていたのですが、相手への不満が止まることなく出てきました。
正直なところ、当時は大変でしんどかったです。笑
ただ、愚痴の中には問題解決のヒントがたくさん詰まっています。
愚痴は言い換えると「本音」です。
どこに不満を感じているのかが分かれば、問題を解決する打ち手がうてます。
また、その人がどういった価値観なのかといった「その人の情報」がたくさん手に入り、今後の対応の仕方に活かすことができます。
たまに部下と飲みや食事にでも行って、愚痴を聞いてあげるのもいいかもしれません。
ただし、愚痴を言ってくれるような信頼関係を築いていればの話ですが。
3.意外と重要な「失敗を許す力」
部下が失敗するときに、怒鳴り散らす人がいます。
もしそれが最適な手段だと考えているなら問題ないと思います。
例えば、同じミスを繰り返しても部下が全然反省していないときに、
心の底から危機感を持たせるために怒る場合などです。
ただ、人間なのでミスをすることは仕方のないことです。
ミスしたことを攻めても何も解決しません。
大事なことはミスをしたときにどうリカバーするかです。
まずはミスしたことに対し、即時に対応して問題を解決する。
そして、なぜミスが生じたかを分析して、今後同じミスが生じないよう対策をうつ。
部下が失敗したときに、それをただ攻めるのではなく、
失敗を許して次に活かすよう導いてあげる。
それが理想的な対応ではないでしょうか。
すべてを許していたら、それはそれで問題が広がりそうですが。
最後に、今回の話は高橋みなみさんのリーダー論 (講談社AKB48新書)を読んだ上で書かせていただきました。
個人的に思うに、
高橋みなみさんは物事を深く考えていて、一つ一つの意見に説得力があります。
おそらく、数多くの失敗と挫折を繰り返してきて、
そこから多くのことを学びながら進んできたのではないでしょうか。
やはり、若いうちからAKBという大きな組織をまとめ上げてきたという実績は伊達じゃないです。
心から尊敬しています。
もし部下をお持ちの方やリーダ的な立場の方であれば、
読んでみると参考になる点が多いかもしれません。
【参考図書】
本日は以上です。
ご覧頂き、ありがとうございました。